TOKAIRIKEN BLOG東海理研だより
2021年 新入社員生産基礎研修卒業作品
入社後、約3ヶ月にわたって生産基礎研修が行われます。
各製造工程の作業手順や金属を曲げた時にどれほど伸びるかの計算等、
製造業に必要な基礎知識を学びます。
その知識を生かし、実際に加工し形にしたものが『生産基礎研修卒業作品』です。
そしてついに今月!
その作品が全社員にお披露目されました
展示された作品に社員も興味深々。
計8名の作品が展示され、皆様にもここでご紹介します
1つ目は新入社員F.Kさんの作品 『キャンプテーブル』
熱がこもらないようにパンチング加工を施したり、
持ち運びを考えて折りたためる設計にしたりと工夫が施されました。
さらにケガ防止のため断面を全てサンダーで削り、表面を滑らかに仕上げました。
1から作ってみると想定より多くの工程があることに気づき、驚きがあったF.Kさん。
モノづくりって奥が深いですね~
続いてH.Mさんの作品 『靴箱』
余裕をもって大きめの寸法にしたところ、
自分の想像以上の大きさになってしまい製図の大変さを学びました。
また、自分が思い描いている機能を形にするために製図の段階で矛盾がないか、
きちんと機能するかを考えつつ製図することにも苦労しました。
イメージを具体的にすることの大切さ、あったらいいなを形にするためには
たくさんの知識・技術が必要だということを学びましたね
Y.HさんとI.Mさんは『傘立て』を製作しました。
Y.Hさんの作品①
Y.Hさんの作品②
I.Mさんの作品
同じ作品でもそれぞれの個性が輝いています
誰に、どんな場面で、どのように使ってもらうのか
という事前想定が違うだけで色々な工夫ができるんですね。
次はY.Rさんが製作した『スリッパ立て』
なんと溶接部分も自分でやりました。
自分でやったからこそ、少し焦げてしまった部分にも愛着がわいてきますね。
オリジナリティあふれる作品が完成しました
そしてN.Yさんは『小物入れ』を製作しました。
細部まで丁寧に色が塗られ、入れるスペースの種類もたくさんあるので
いろいろなものを収納することができます
続いてY.Sさんの作品は『収納ラック』です。
両脇を板ではなくフラットバーにすることで
軽量化と見た目のすっきりさを実現しました
最後にK.Rさんの作品、『マイカー用ドリンクホルダー』
半円状に曲げた際の寸法を計算するところに苦労しました。
作図の際、誤った寸法で材料を用意してしまい、次工程以降に影響しました。
『次工程はお客様』の意識を持ち、1つ1つの工程を丁寧に行うことの大切さを学びました
何はともあれ、皆さん無事作品が完成し、
自分の欲しいものを形にすることの大変さと楽しさを学びました。
この研修で学んだことを胸に本配属先での仕事に前向きに挑戦していってください
Written by 経営管理部